家族葬を終えたら送っておきたい挨拶状
最近葬儀は個人の人柄や生き方が反映されるタイプの形態になってきています。急速に個人化が進んできており、今までの慣習やしきたりにとらわれない葬儀も行いやすくなりました。様々な面で多様化してきており、自由な発想で葬儀のプランを立てる人も増えています。それぞれ故人や遺族の意志が尊重され、納得しやすい葬儀が可能になっているとも言えます。一般の参列者を募らず、近親者のみで執り行う葬儀を家族葬といいます。少し前まで密葬という言葉も用いられていましたが、密葬という一般的な閉鎖的なイメージのものではありません。参列者の人数が少ないタイプの葬儀を最近はこう呼んでいます。
一般的にはお通夜と告別式をシンプルに行うもので、平均して３０人くらいの葬儀となることが多いようです。親戚や本当に親しかった友人などが加わることがありますが、隣近所などに知らせることは基本的にありません。様々なタイプの葬儀が可能となっている現代ですが、新しいタイプの葬儀はまだ知名度が高いとは言えません。また、社会的に浸透しきっているとは言えないため、一般の参列者を招かないという点で周囲に誤解が生じないようにする必要があります。そのため家族葬で故人を送る場合には、近親者だけで葬儀をしたという内容の知らせ文章を用意しておきます。葬儀を終えた後に送りますが、内容には故人の遺志を尊重したため、一般の参列者を招かなかったというような参列できなかった人たちが納得できる文言を盛り込んだほうが良いそうです。
また近親者のみで葬儀を行った場合には、お世話になった人たちへのお礼をするという意味でお別れの会を開くこともあります。故人と親しかった友人たちによって主催される偲ぶ会などが催されることも珍しくなくなりました。故人ときちんとお別れをしたいというのは遺族も友人たちも同じなので、誤解を招かないように理解を得るための配慮が欠かせません。
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